ついにキプロスに到着。
この時点で夜11時間頃になってしまったので、空港でレンタカーを借りてラルナカのホテルへ向かいます。
キプロスではレンタカーの利用がとても便利ですが、実際に2日で300km運転して気付いたことやレンタカーの借り方など、メモとしてまとめておきます。
キプロスではレンタカーが便利な理由
キプロスでレンタカーが便利な理由ですが、いくつかの点でちょうど良いと思えるからです。
キプロス島は四国の半分ほどの面積で、さらに南北に分かれています。
私が運転したのは南側ですが、主要都市間はハイウェイで結ばれているので、基本的には楽に移動することができます。
実際に2日間で約300kmを運転しましたが、ちょうど良いと思うこと、気付いたことや知っておいた方が良いかなと思うことを以下に。
左車線・右ハンドル
イギリス式を採用しているのでしょうか、日本と同じ左車線・右ハンドルです。
ただし、海外車両では、ウインカーとワイパーの位置は逆。
ハイウェイは無料
ハイウェイは無料です。交通量もリマソールやニコシア周辺以外は基本的には少ないので、日本の高速道路を運転できる方なら問題ないでしょう。
ハイウェイの制限速度は100km/h
ハイウェイの制限速度は100km/h。
ただし、至るところに取締りカメラによる注意喚起の標識があったり、実際にパトカーに取り締まられているのも見かけました。
外国でスピード違反なんてしてしまうと面倒なので、気をつけるに越したことはないでしょう。
ちなみに、皆さんのアベレージスピードは110km/hから120km/hくらいでした。
トイレがない
ハイウェイにトイレがありません。日本で言うPAやSAといったものがないので、出口を降りて何とかするしかありません。
ドライブ前には余裕を持ってトイレに行っておくことをお勧めします。
信号のパターン
信号は基本的に日本と同じですが、初めは戸惑ったのが、赤から青に変わる際にも黄色が挟まれます。
つまり、赤→黄色→青の変わり方。
右折の矢印表示もあり。
日本と比べると、青信号の時間がとても短い気がします。
ラウンドアバウト
海外でお馴染みのラウンドアバウト。
現在は日本でも地方部でいくつか採用されていますが、慣れていない方も多いでしょう。
基本的には、侵入前に一時停止する必要はありません。
ただし、こちらに向かってきている車がいたら一旦待ちます。(すでに回っている車が優先)それ以外はすぐに侵入しても良いです。
運転マナー
運転は皆さん比較的大人しめで、日本と同じくらいの感覚でしょうか。
譲ってくれる人も多い。
たまにハイウェイですごいスピードで飛ばしていたり、割り込みがすごい車がいますが、これは日本も同じですね。
駐車場
市街地には有料駐車場があります。
しかし、どこにでも言えますが路上駐車がとても多いです。
ただ、取締りも無いわけではないようなので、出来るだけ路上駐車はしない方がいいでしょう。
ラルナカ国際空港でレンタカーを借りる方法
では、ここからレンタカーを借りる方法を紹介します。
とは言っても難しくはありませんので大丈夫。
1階到着フロアのレンタカーカウンター
空港に着くと、1階(到着階)に主要なレンタカー会社のカウンターが並んでいます。
私はEasy Rent Carsを通してHertzで借りたのでそのままカウンターに向かいましたが、ここにないレンタカー会社の場合は予約時の指示に従いましょう。
カウンターでは契約内容の簡単な説明、車のキズの場所などを教えてもらい、書類にサイン。
通常の貸出手続きです。
2階出発フロアに移動し外に出る。
無事に説明を受け、書類とキーを受け取りました。
レンタカーが止まっている駐車場は、1つ上の2階、出発フロアに上がり外に出ます。
外に出ると、こんな感じで駐車場に向かう道が続いているので歩いていきます。
レンタカー会社の事務所が並んでいますが、ここはスルーして画像右奥に向かいます。
「Car Rental Parking」と書かれた方向へ。
レンタカーエリア
レンタカー会社ごとに車の駐車区間が決まっており、その中から自分の車を探し出します。
今回の相棒、FIATのTIPOワゴンです。
久しぶりにMT車にしてみました。
その後、念のためキズをチェックし写真に撮っておき、もらっていたキーで出発して貸出手続きは終了です。
駐車場を出る時にはゲートがありますが、ゲート前に行くと自動的に開くので心配無用。
多分、ナンバーを読み取っているのかな。
空港でレンタカーを返却
ラルナカ空港でのレンタカーの返却について。
こんな図にしてみましたがいかがでしょう?
- ①で空港方面に向かいます。
- ②でラウンドアバウトに侵入。
- 返却前に給油をする場合は、ラウンドアバウトでUターンし、③のガソリンスタンドへ。(緑色のルート)
- 給油をしない場合、または給油が終わったら、④のレンタカー駐車場へ向かいます。
給油は?
給油場所、ガソリンスタンドは上の図の③の位置にあります。
スタンドでは、ガソリンのオクタン価別に「95」と「98」(レギュラーとハイオクみたいなもの)、「軽油」の3種類を選ぶことになります。
私は給油口カバーの裏に書いてあった「95」を給油しました。
私が行った時には支払機の横におじさんがいて、場所柄次々にやってくるレンタカー利用者の給油を捌いていました。
このおじさんに「自分の給油スポットNo.」と「給油したい上限金額」を伝え、クレジットカードを渡すと処理してもらえます。
クレジットカードは、機械に入れてすぐに引き抜くのではなく、差し込んでおいてPINコードを入力するタイプ。
返却場所
給油が終わったらレンタカー駐車場に返却です。
上にある図の④の場所に向かうと、貸出の時と同様にゲートがあるのでここを入ります。
この時も、ゲートは自動で開くので大丈夫。
無事、駐車場内に入ることができました。
返却方法
駐車場内には、空港側の歩道沿いにレンタカー会社別にプレート(標識)が立っています。
自分が借りた会社のプレート近くに、並べて駐車しましょう。
車を駐車したら、事務所か近くにいるスタッフさんを呼びに行って、車を確認してもらいます。
海外では珍しく(?)きちんと車のキズのチェックとガソリンの満タンチェックをしていたように思います。
チェックでOKが出たら返却完了。
最後に
キプロスではレンタカーを使えば行動の幅が広がり、短い時間でも効率よく多くの場所を巡ることができます。
ちょうど良い広さの島国であること、日本と同じ左車線・右ハンドルであること、そして運転マナーが比較的良いことで、初めての海外ドライブでもハードルは低いです。
日本で普通に運転が出来る方であれば、リゾート地でもあり、多くの遺跡が点在するキプロスを気持ちよくドライブできると思います。