※この記事のEAは配布終了しました。
EAはいろいろなタイプがあります。
スキャルピング系、スイング系、順張り系、逆張り系などなど・・・
数あるEAのトレードスタイルの中でも、常に一定の人気があるのがトラリピ型などのグリッドトレード系ですよね。
リスクを理解して運用すれば一定の利益が望める手法ですが、EAを作って検証してみました。
EAでFXの自動売買の始め方は、「FX自動売買を3時間で始める|VPSの導入からEAセットまで」の記事をご覧ください。
グリッドトレードとは?
今さら紹介する必要はないかもしれませんが、グリッドトレードとは一定の値幅でポジションを取る戦略を指します。
「トラリピ」や「ループ・イフダン」といえば聞いたことがある人も多いかもしれませんが、これらもグリッドトレードの一つです。
一定間隔ごとに買い・売り(または両方)の発注をして、また一定の値幅でポジションを個別に決済していくのが一般的です。
グリッドトレードの強み
相場の値動きを気にする必要がないのがこの手法の強み。
相場が上がろうと下がろうと関係なく、決められたルール(値幅)のもと機械的に売買を繰り返すのみです。
一定の値幅で利益を得続けることができるため、超長期的に考えると、稼げる手法の一つであることは間違いありません。
グリッドトレードの弱点
グリッドトレードは、一定の値幅ごとに売買を繰り返すので、狭い値幅で上下するレンジ相場で強みを発揮します。
〇〇ショックなどの急激な値動きがある相場では、多くのポジションを決済できないまま抱え込んでしまうため、ポジションの証拠金も多額が必要になりますし、含み損も膨らんでしまいます。
証拠金の入金額が十分でなければ、含み損に耐えきれなくなった時点で敢え無くロスカット、破綻というわけです。
破綻ならまだいい(良くないか)ですが、国内業者を使っていた場合に多額の「追証」を求められては目も当てられませんね。
つまり、常に破綻の危険性を持ち合わせているため、多額の証拠金を入金しておく必要があり、資金効率の面でも少々問題があると思います。
グリッドトレード系EA「HARVEST」を作ってみた
まぁそんなリスクがありますが、「破綻しなければ」超長期的には稼げる可能性が高い手法であることは確かなので、EAを作ってみました。
名前は、コツコツ小さな利益を積み重ねるというイメージから、ジ〇ジョ第4部の某スタンド名( ^ω^)・・・
トレード通貨は「USDJPY」の15分足。
バックテストは「HotForex」のMT5で、近年の○○ショックを含む2008年1月1日から2020年4月28日まで行いました。
この期間にあったリーマンショック・スイスフランショック・コロナショックなど数々のイベントを乗り越えられるようリスク管理をしてみたので、資金増加率は控えめです。
しかし、リスクを抑えつつ、グリッドトレードが苦手とするトレンド相場で少しでも利益を伸ばす工夫もしています。
バックテストの結果は?
プロフィットファクターは3.39、リカバリファクターは1.20の数値が出ています。
証拠金に対する最大ドローダウンは46.12%で、過去の相場急落時に大きな含み損を抱えています。
また、資産曲線の最後にガクンと下がっているのは、テスト期間の最後に含み損を抱えているポジションを一括決済しているためです。
USDJPYの買いのみトレード
ドル円の買い(ロング)のみトレードします。
なぜならマイナススワップが少ないから。
他のJPY絡みのペアでも使用できますが、値幅が大きく破綻確率が高まる可能性があります。
トレーリングストップ搭載
グリッドトレードの利確は一定の値幅で行うのが一般的ですが、トレーリングストップを搭載してみました。
強いトレンドが出ている相場の時に、ある程度利益を増やすことが期待できます。
トレンド相場時のポジション調整機能搭載
グリッドトレードが苦手とするトレンド相場時を日足で判断し、ロット数を調整する機能を搭載しています。
この倍率を適切に設定できれば、資金増加率が改善されます。
使用上の注意
グリッドトレードという性格上、長期での運用を想定しており、損切りをしないため運用途中で大きな含み損を抱えることも想定しなければなりません。
つまり、ドル円が急落しようとも、将来的に元の水準近くまで戻ってくることを前提としたEAです。
バックテストでは、12年で資産が1.7倍弱に増加していますが、資金の増加に応じて複利運用すれば多少稼ぐ効率は上がると思います。
とはいえ、安易に基本ロットを上げると、「○○ショック」のような市場急落時に簡単に破綻してしまいます。
下の図は、資産残高と有効証拠金の推移ですが、ところどころ大きく下がっているところがあり、これが含み損が膨れ上がっている期間です。
結果的に戻ってきていますが、一時的に調子が良いからと言って調子に乗ってはいけません。
基本ロット0.01(1,000通貨)につき証拠金100万円の割合での利用を推奨。
XMのマイクロ口座であれば、証拠金10万円で0.1ロット(100通貨)運用も可能となります。
リスク管理は、「トラップ幅」・「基本ロット数」・「トレンド時のロット倍率」で調整が可能です。
大きく稼げるEAではないので、どうしても好みに合わないって人もいると思います。
グリッドトレード無料EAの使い方
やはり、相場急変時でも資金管理を徹底し耐えきれば、利益を出すことができるのは間違いないです。
入金額に対する資金増加率は非常に穏やかですが、定期預金に比べて何十倍もの利率だと考えるとアリかもしれません。
HARVEST | |
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通貨ペア | USDJPY |
時間足 | 15分 |
対象口座 | MT5のみ |
大きく稼げるEAではないですが、使ってみたい方はページ下に設置した申し込みフォームから申し込みをお願いします。 配布終了しました。