IEMONG

元銀行員。 FXで旅行してます。
デイトレード中心でたまにスキャルピング。
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ペトラ・トゥ・ロミウ&クリオン遺跡&ヒロキティア|「弾丸まとめ」とドライブ情報

キプロス-ドライブ-ペトラ・トゥ・ロミウ-クリオン-ヒロキティア弾丸トラベラー
このブログでは、記事内の一部に広告が含まれています。また、情報提供を目的としたものであり、特定の投資商品への勧誘及び海外FXの利用を推奨するものではありません。

時間は無いけどキプロスの主要スポットは見ておきたいと、弾丸ドライブを敢行。

ただの弾丸スタンプラリーのようになってしまいましたが、各スポットの概要とドライバー目線で距離感がわかる記事をまとめました。

  • ペトラ・トゥ・ロミウ
  • クリオン
  • ヒロキティア(世界遺産)

ペトラ・トゥ・ロミウ

愛と美と豊穣の神「アフロディテ」。

ギリシャ神話におけるオリンポス十二神に数えられます。

ギリシャ神話から影響を受けたローマ神話における「ウェヌス(=英語読みヴィーナス)」は、アフロディテと同一視されていますね。

そんなアフロディテはキプロス、さらにはパフォスととても縁深く、ゆかりの地も多くあります。

様々な説はありますが、海に漂う泡から生まれたアフロディテが、風の神に運ばれギリシャのキティラ島を経て、キプロスに降り立ったのがこの「ペトラ・トゥ・ロミウ」の海岸であるとのこと。

アクセス

パフォスやリマソルからは、どちらもハイウェイを使って30分ほどで到着します。

ニコシアからは約1時間30分、ラルナカからは約1時間20分ほど。

海から道路を挟んで駐車場があり、ちょっとした食事ができたりお土産を売っているお店もそこにあります。(売店という言葉がしっくりくる)

海なのでもちろん入場無料、駐車場も無料。

トイレもありますよ。

地中海沿いをドライブ

ハイウェイを下りて「ペトラ・トゥ・ロミウ海岸」に向かいます。

地中海ドライブ

そんなに長い距離を走るわけではないんですが、天気が良いと海も綺麗で最高のドライブが楽しめます。

ペトラ・トゥ・ロミウ-道路

到着しました。

正面に並んでいる(左側の)岩のあたりにアフロディテが行き着いたとされているらしい。

また、別の伝説もあって、右の大岩はビザンツ時代の英雄ディゲニス・アクリタスが攻め込んできたアラブ人を撃退するために投げ込んだ石だそうです。

ペトラ・トゥ・ロミウ-風景

岩の反対側の海。

サーフィンに良さそう。

アフロディテの海

ペトラ・トゥ・ロミウ

さっそく下りていきましょう。

シーズンオフでしたが観光客はそれなりにいて、観光バスで来た日本人らしき団体もいました。

ペトラ・トゥ・ロミウ-願い

これは何だろう?

木の枝に何かが結び付けてあります。

神社のおみくじみたい…

ペトラ・トゥ・ロミウ-布

布切れのようなものが結び付けてあります。

きっと、「願いが成就する」的なものだろうと思いますが。

足元にも、それぞれの願い・想いを書いたであろう石ころが多く置いてありました。

ペトラ・トゥ・ロミウ-アプリ

こんな看板があって、アプリをダウンロードして撮影するとアフロディテが出現するというAR。

その場でダウンロードしてやってみたんですが、上手くいかなかったんですよね。

やり方が間違っていたのかな?

ペトラ・トゥ・ロミウ-海岸

ここでハート形の石を探すと願いが叶うそうです。

私も探してみましたが、普通の丸石ばかりだったので1分で断念。

クリオンの遺跡

次にやってきたのが「クリオンの遺跡」。

Kourion - Wikipedia

クリオンは紀元前からの古代都市国家で、 広い範囲に「アゴラ」・「アキレスの家」、「グラディエーターの家」、「劇場」、「ユーストリオスの家」など、他にも多くの遺跡が点在しています。

今回見学したのは、このうち「劇場」と「ユーストリオスの家」のみ。時間がないからね。

また、ここのユニークな点は、キプロスでありながらイギリスの海外領土「アクロティリ」(基地領域)に位置すること。

Googleマップを使っていると、走っているといきなり距離の単位が変わったり、ルート検索では「国境を超える可能性があります」なんか言われたりします。

アクセス

ハイウェイを使い、 ペトラ・トゥ・ロミウからは約30分。

パフォスから約50分、リマソルから約20分、ラルナカから約1時間、ニコシアからは約1時間20分です。

「アクロティリ」内に入ってものどかな雰囲気ですが、撮影禁止の看板が多く立っているので注意しましょう。

入場時間・入場料

  • 入場時間(夏季:4/16-9/15)8:30~19:30
  • 入場時間(冬季:9/16-4/15)8:30~17:00
  • 入場料:4.5ユーロ

閉園の30分前がチケット購入締め切り時間です。

駐車場へのルート

駐車場の入口にゲートが設置されているのですが、最初は入り方がわかりませんでした。

わかりやすくまとめておきますね。

下の画像の赤い線が入ってくるルートです。

クリオン-駐車場-入り方

駐車場へ登っていくルートの途中、ゲートとチケットオフィスが設置されています。

クリオン-駐車場

そのままゲート前まで行っても通れませんので、まず、①「ゲートの手前の広くなっているスペースに一旦駐車」、次に②「チケットオフィスで人数分のチケットを購入」、そして③「車でゲート前まで移動」してください。

するとチケットオフィスのスタッフさんがゲートを開けてくれます。

帰りは逆方向からゲートにやってくると、そのままゲートが開くので心配無用です。

クリオン-駐車したところ

駐車場はこんな感じで未舗装。

すぐ横にあるビジターセンターでは、トイレもありますしちょっとしたお土産も売っています。

ユーストリオスの家

クリオン-遺跡-模型

「ユーストリオスの家」は駐車場からすぐ。ほぼ直結です。

この模型のように、「ユーストリオスの家」と「劇場」は隣り合っています。(一番右で見切れているのが駐車場です)

クリオン-遺跡-屋根

遺跡を保護しているアーチ状の屋根。

クリオン-遺跡-ユーストリオスの家

ここは4世紀~5世紀頃のもので、もともと裕福な住民の住居であったそうです。

その後この家は市民のために使われるようになり、浴場としても利用されていました。

多くの部屋があり、広範囲が保存状態の良いモザイクで装飾されています。

クリオン-遺跡-キティシス

手前のモザイクに描かれているのは「キティシス」。

手に持っているのはローマ時代の「1フィート」を測る物差し。

クリオン-遺跡-ユーストリオスの家-絶景

高台で海やのどかな風景が広がる絶好のロケーション。

ここで浴場に入りたい…。

円形劇場

もとは紀元前2世紀頃に建設されましたが、今日にいたるまで修復・復元が繰り返されており、実際に見てみるとわかりますがあまり古い印象はありません。

クリオン-遺跡-劇場-上から
クリオン-遺跡-劇場全体

半円状となっていて、約3500人収容できるとのこと。

クリオン-遺跡-劇場
クリオン-遺跡-劇場と海

現在でもイベントで使われることがあるそうです。

クリオン-遺跡-絶景

ここの景色はとても気に入りました。

水平線まで続くキプロス島の緑と地中海の青。

ずっと見続けていられます。

ヒロキティア

クリオンを後にし、やってきたのは「ヒロキティア」。

ここは紀元前7000年紀~紀元前4000年紀の新石器時代の遺跡です。

ヒロキティア - Wikipedia

先史時代、東方からの文化をヨーロッパ世界に伝達する上で重要な役割を果たしたキプロスにおいて、ヒロキティアは文明の広がりに関する非常に重要な遺跡であるとされ、1998年に世界遺産登録されています。

アクセス

車で行く場合、この地図のパーキングに駐車してください。

ハイウェイを使い、 クリオンからは40分ほど。

パフォスからは約1時間15分、リマソルからは約35分、ニコシアからは約40分、ラルナカからは約30分ほどの距離です。

入場時間・入場料

  • 入場時間(夏季:4/16-9/15)8:30~19:30
  • 入場時間(冬季:9/16-4/15)8:30~17:00
  • 入場料:2.5ユーロ

閉園の30分前がチケット購入締め切り時間です。

駐車場と入口

ヒロキティア-駐車場入口

このお店の裏側に駐車場があります。駐車料金は無料。

ヒロキティア-駐車場からチケットオフィスへ

駐車場の奥に、「ヒロキティア」のチケットオフィスに続く道がありますので歩いて行ってみましょう。

新石器時代の円筒形住居

ヒロキティア-チケットオフィス

ここがチケットオフィス。

その左側の通路がエントランスです。

ヒロキティア-トイレ

綺麗めのトイレもあります。

ヒロキティア-順路

エントランスから入ったところ。

右に続く道が順路です。

ヒロキティア-円形住居

やがて見えてくる。円筒形の建物。

住居の下の部分は石造りで、その上の壁は随時塗り固められていくため、壁の厚さは住居によって大きく異なるらしい。

これは復元されたものですが、こんなものが何千年も前にあったと考えるとすごいですよね。

ヒロキティア-円形住居群

このような住居群が一体となって、「一つの家」のようなものとして機能していたとのこと。

ヒロキティア-円形住居内

内部を見ることもできます。

亡くなると、住居下に埋葬もされていたようです。

集落までの道

ヒロキティア-見学順路

復元された住居を見たら、いよいよ集落跡に向かいましょう。

集落は、丘の斜面に作られていたため、このようにしばらく上り坂を進んでいきます。

ヒロキティア-順路の階段
ヒロキティア-アーモンドの花

桜!?

一瞬日本にいるように感じましたが、これはどうやら桜ではなく、アーモンドの花?

ヒロキティア-丘の住居跡

丘を登ると、石で作られた土台のようなものが多く見えてきました。

ヒロキティア-丘の住居群

ヒロキティアは、マロニ川渓谷沿いの丘の斜面に作られています。

当時の集落は分厚く高い壁で守られており、いくつかの通路から出入りしていたようです。

ヒロキティア-発掘現場
ヒロキティア-遺跡-ロマン

人々は農業や牧畜で生計を立てていたようですが、紀元前6000年頃にこの場所は突然放棄され、その後1500年にわたってこの島に人の痕跡が無くなってしまったとのこと。

その当時何があったのか、もちろん私に知る術はないわけですが、ロマンを感じる場所でした。

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アテネ&キプロスFXの旅まとめ